清雅堂(せいがどう)
清雅堂は、1945年の戦後間もなく初代・西片巳則氏によって創業されました。
巳則氏は彫金師として燕市で修業し、生家のあった分水町(現燕市)にて独立、1991年には二代目・正氏により弥彦村の弥彦山山麓に工房を移設し、鍛金(たんきん)、鎚起(ついき)の伝統技法による手作りで銅器の製造をされております。 「鎚起銅器」と言えば、金物の産地である新潟県の伝統工芸品として国内のみならず、海外でも広く知られております。
清雅堂では、銅を用いた製品を主軸とし、昔から人気の高い銀や、日本酒との相性が抜群に良いとされる錫も取り扱っており、現在は、二代目当主・正氏と長男・亮太氏、次男・浩氏の三人で製作に当たっておられます。
越後鎚起の起源
明和年間(1764~1771)、新潟県の日本海側中央部に位置する弥彦山に間瀬銅山があり、産出された銅の製錬が隣町の燕で行われていました。その頃、鎚起銅器の技術が仙台の藤七という職人に伝えられ、鍋や薬缶、煙管などの製造が始まったとされています。それから二百数十年、越後鎚起は日常品銅器から工芸品へと幾多の時代と生活様式の変遷を経ながら伝承技術として育まれてきました。
鎚起の技術
古くから金・銀・銅・錫などの耐蝕・加工性に優れた金属は、美術工芸品に用いられてきました。「鎚起」とは鎚(つち)で素材を打ち起こすという意味で、金属を叩いて加工する技法の事を指します。鎚起は一枚の金属素材を様々な鎚と当て金を使い、打ち延べ、打ち縮めて製品を作る伝統技術です。金属は叩き続けると硬化するため、その度に焼き鈍(なま)し、火炉で真っ赤になるまで熱したのち、再び軟らかくしてから目的のかたちになるまで叩き、この作業を交互に繰り返して成形していきます。この鎚起は鍛金の一種であり、さらに成形後の金属の表面に打出し・片切彫り・象嵌(ぞうがん)などの装飾を施す技術を彫金と呼びます。鎚目(つちめ)模様で表面を整えた後、緑青(ろくしょう)と硫酸銅を合わせた液で煮込み着色を施し、質感や色味を整えます。
鎚起銅器は、大切に使い続ければ半永久的に使え、また年月を経て風合いが変化をしていく味わい深いものに仕上がっています。実用性の高さと機能美に優れており、贈り物としても非常に喜ばれる工芸品となっています。
鎚起銅器のお手入れ方法
鎚起銅器製品のお手入れで一番大事なことは、しっかりと水分と手油を拭き取ってから保管することです。
- ●カップ、酒器類、急須類
- 普段は、使用後に中性洗剤で手洗いか柔らかなスポンジで内側を洗ってください。最後に給湯器の暖かめのお湯ですすぐと、拭き取ったとき余熱ですぐに乾きます。数か月~数年で、銀色の錫の部分や銀メッキの部分が黒っぽくくすみます。気になりましたら、市販の練り歯磨き粉を綿布に取り、銀色の部分を磨いてください。数ヶ月に一度で結構です。発色させた部分には練り歯磨きは絶対使用しないでください。色落ちの原因になります。
- ●茶筒
- 普段使い終えたら、乾いた綿布で撫でてください。(目に見えない手油を全体に伸ばしてあげる感じで)茶筒は薄い銅板を2重にした作りになっております。決して水洗いはしないでください。水分が抜けきれず錆の原因になります。汚れが気になりましたら、硬く絞った綿布で拭き取ってください。
鎚起銅器の特徴のひとつに挙げられるのが、さまざまな色に発色した表面処理です。これらは塗料を塗ったものではなく、薬品によって酸化させた云わば錆の色です。銅を放っておくと次第に黒くなり、いずれは緑青がふきます。(自然にふいた緑青には毒性はありません)それと同じく鎚起銅器の製品の発色も長い年月で徐々に変色していくのは避けられません。
しかし手入れをきちんとしてあげれば、程よい趣ある色合いに変わっていきます。この様な色は新品では出すことのできない色です。色の変化を楽しむことも含め、末永く鎚起銅器をご愛用いただければ嬉しいです。
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おもて面はご希望の日付の新聞一面記事になります。新聞はA3サイズの専用用紙に、当時の朝刊の一面記事をコピーしたものになります。ご希望日が休刊の場合はその日の夕刊、もしくは翌日の朝刊となります。(休刊の場合はお知らせいたします)
うら面
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その年に起こった世相や出来事を、ご希望の新聞年代から20年分記載した年表になります。年表はその年の出来事を年ごとに抜粋し、思わず「こんなことあったねぇ」と少し懐かしくなるような世相を記載しております。
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中がうっすらと見える上品な封筒
明細書などに間違われないよう、中身が透けた封筒にお入れします。開けてみたくなるよう封筒には「メモリアル新聞」と明記いたします。
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