こんにちは。七〇屋でございます。

今日は敬老の日ですね。

敬老の日の由来は、姉妹店の六〇屋のブログで触れていますが、敬老の日は今年で制定50年を迎える国民の祝日で、先人たちから知恵を授かり今後の発展に活かす目的で行われたのがはじまりです。

七〇屋の取り扱う贈り物やプレゼントは、70歳、つまり古希を迎える方へのギフトをテーマにしています。古希の「希」の字は「まれ」とも読め、少し前までは70歳まで長生きすることは「まれ」である、との事から「古希」と呼ばれていました。しかし現代では、70歳はまだまだ現役の方が多く、第一線で活躍されている方も非常に多くなってきています。

還暦の60歳も、旧厚生年金保険法によれば年金をもらうお年でしたよね。支給名目も「老齢年金」なんていうわけですから、60歳を超えると立派な「ご老人」扱いでした。

さて、平均年齢も延びている今、ご老人とは実際何歳くらいのことを指すのでしょうか。

実は「高齢者」の定義は世界保健機関(WHO)で65歳以上とされています。しかし、65歳の誕生日から「じゃあ今日からお父さんは高齢者だね」なんて冗談を言っても「俺はそんな年じゃない」と反感を買うでしょうし、女性に対してはシャレにならない場合もあります。

少し前になりますが、内閣府が2006年に行った「年齢・加齢に対する考え方に関する意識調査」によると、回答者を60歳以上に絞り込んだ場合、高齢者とは「70歳以上」と回答した人が46.7%で最多、次いで「75歳以上」が19.7%と、やはりご自身の年齢ともなると「わしゃまだまだ現役じゃい」感が伺えます。

回答者の範囲を広げ、20歳以上に「高齢者は何歳から?」と質問すると「70歳以上」が48.7%で最多、次いで「65歳以上」が18.5%、「75歳以上」が12.9%となっており、回答者の年齢に関わらず、全体の7割前後の人が「70歳以上を高齢者」と認識していることがわかります。
(参照:内閣府|高齢者は何歳からか

さらに掘り下げると、高齢者は「健康面で不安」「経済面で不安」「孤独」というイメージも多く占める中、「経験や知識が豊か」や「時間にしばられず、好きなことに取り組める」などのポジティブなイメージも増えつつあるようです。

団塊の世代の言葉を生み出した堺屋太一氏の著書に、「これからは「好縁」(こうえん)の時代」とあります。これは、これまでの家族や血縁の「縁」の時代から変わり、これからは好きな者同士のコミュニティ、気が合う仲間同士の縁、結びつきが強くなるであろうとされています。遠くの親戚よりもの近くの他人、、ではありませんが、時代が変わり、高齢化が進む中、元気なご老人たちは自分の時間を好きなように使って合う者同士で過ごす時代に変わりつつあるのでしょうね。

私の親も現役を引退しております。私もこれ以上苦労を掛けないように、残りの人生は好きな事をして過ごしてほしいものです。

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